チトセアメポケモン考察記「チルタリス」

次回予告した結果が1週間の延滞だよ!
……もう二度と次回予告なんてしない。
おかげで途中で簡単な更新もできない……。


と、いうわけでお待たせしました!
今回の更新は「チトセアメポケモン考察記」です。
……どこかで聞いたことあるタイトルですって?
気のせいですよ、気のせい。


まだまだチトセアメが未熟なために考察も未熟です。
あと、紹介するポケモンも未熟です。
ですので、「ここはこうした方がいいよ!」という意見がいただけると、チトセアメの今後の向上に大変ありがたいです。


……本当にお待たせしました。
気になる方は下の「続きを読む」からどうぞ。


※この記事はポケモンの「種族値」「個体値」「努力値」という概念を理解されている方が読む前提で書かれています。
どれかひとつでも分からない、という方はこの記事を読まないか、対戦考察まとめwiki(リンクはこちら)などを参照して用語を理解することをオススメします。


チトセアメのポケモン考察、リニューアルスタートの第1回にて紹介するポケモンは私の相棒「チルタリス」。
チルタリスの基本的なデータ・習得する技については対戦考察まとめwikiこちら)などを参照してください。
……ひどい丸投げだ。




チルタリスというとBWからの新技「コットンガード」に高速回復できる「はねやすめ」などを駆使した耐久型が有名ですね。
実際、耐久型は相手のPT構成によってはじわじわとダメージを蓄積させて3タテすることも可能です。
しかし、現実というのはいつも厳しいもの、他のドラゴン台頭によって、氷技持ちはPTに必須となりました。
おかげで他のドラゴンのオマケチルタリスは対策されてしまう始末。
現環境ではオチオチ居座ってコットンガードを使うこともできない……そんな現実。


では、こんなドラゴン冬の時代にチルタリスが活躍するにはどうするべきか。
私が考え出した結論は「居座ることを前提としない型」をチルタリスで作ること。
私はこの結論を元にいくつかのチルタリスの型を考えました。
今回紹介するのは、その中の1つである「スカーフ特殊アタッカー型」です。


チルタリスでスカーフ?」と疑問に思った方もかなり多いですよね。
素早さ種族値80はスカーフを巻くのに十分でも、他の種族値がアタッカー向きではないチルタリスにスカーフを巻いてもあまり意味がないように思われます。
ですので、いくつかスカーフの利点をあげて、読者の方々にこの不可解な道具の選択を納得していただこうと。


チルタリスにスカーフを巻く利点の1つ目は「技とのシナジー」。
チルタリスは腐ってもドラゴンですので、あの問題児「りゅうせいぐん」を習得できます。
ドラゴンを特殊アタッカーとして運用するには、高火力のこの技が欲しい所。
しかし、りゅうせいぐんは反動としてステータスダウンがついているので、一度撃つごとに交換が必要となる……。


そこでスカーフの出番です。
こだわりアイテムは技を固定してしまいますが、高火力で、すぐに交換を必要とするりゅうせいぐんではあまり気にしなくても大丈夫。
スカーフの素早さアップを活かして、先制で高火力技を撃つのです!


2つ目の利点は「特性とのシナジー」。
チルタリスの特性は「しぜんかいふく」、交代することによって状態異常を回復する効果があります。
しかし交代を必要とするこの特性は、居座ることの多いコットン耐久型では少々使いづらい……。


またしてもスカーフの出番です。
こだわりアイテムの「交換しないと技を変えられない」というデメリットを、チルタリスはカバーできるのです。
さらにスカーフの天敵である「マヒ」状態にも対策はバッチリ。
いつまでもスカーフの素早さアップを持続できるのです!
この2つ目の利点はドラゴンタイプで同じく「れいとうビーム」を使用できる「カイリュー」との差別化にも大きく貢献しています。


3つ目の利点は「意表を突くことでの奇襲攻撃」。
チルタリスは耐久型がメジャーですので、相手は耐久型をつぶせるようなポケモンを選出します。
そこでスカーフのチルタリスが素早さを活かして立ち回ることで、相手を撹乱。
現在の環境では(というかポケモンというゲームでは)受けも攻めもできる万能型よりも、役割に特化させる方が多いですから、奇襲で相手PTを壊滅させることができる場合も。
特にゾロアークがいるPTに繰り出すと効果的に相手の役割を破壊することができます。


と、いうわけでこのスカーフチルタリス、性格は「おくびょう」、努力値振りは「CS252、H6」の極振りになっています。
本来は130族抜きよりも調整の方がいいと思うのですが、このチルタリスを作った当時は「抜けるものは全て抜く」という中学生みたいなひどい考え方をしていたので極振りになっています。
特性はスカーフとのシナジーを考えて「しぜんかいふく」。
マヒしても動けるというのは本当に便利です。


技構成は上記写真を参照のこと。
りゅうせいぐん」はメインウェポンとして採用。
スカーフとの相性もいいので、基本的にはこの技が安定策。
……ただチルタリスは元々の種族値がそこまで高くないので、威力はそこそこ止まり。
過信してはいけない、甘く見てもいけない、そんな所です。


だいもんじ」は鋼タイプへの交換を読んで使用するよりも、炎4倍の相手にピンポイントですね。
他のドラゴンだと半減させるために鋼が出てくることが多いですが、チルタリスに鋼が出てくるかは微妙な所。
耐久型だと「どくどく」を使うこともあるので、出てこないこともないですね。


れいとうビーム」は草タイプと飛行タイプに居座る時に使用します。
特に飛行タイプは優秀な高速回復技「はねやすめ」を持っています。
何も考えなしに「りゅうせいぐん」を撃つとステータスダウンのために簡単に受け切られてしまうので、「れいとうビーム」を撃ちます。
ドラゴン相手に使用することもできるのですが、ヤチェの実持ちが怖いので基本的には「りゅうせいぐん」の方が安定するかと。
ハバン?
そんなものは知らない。


最後の技スペースには暫定的に「うたう」を。
ただ命中率が低く、またどうしようもなくなった場合でも「りゅうせいぐん」を撃った方が状況を有利に傾けられるので、使ったことはないですね。
たまに「どくどく」と「しんぴのまもり」と入れ替えているのですが、どくどくをたまに使うくらいで、技スペースが余った感じです。


しかし、実際使ってみると上記のような長所は勿論あるのですが、元々耐久向けのポケモンをアタッカーとして運用するのですから、無理があります。
ここまで紹介しておいてなんなのですが、このスカーフチルタリス、実戦で運用するのには厳しい所が少々……。
ですが、私のチルタリス研究はまだ始まったばかり。
これからも、色々な型を作って強いチルタリスを作っていきますよ。
ちなみに現在はこのチルタリスを使ってみた教訓を生かして、また別の型を研究中。
そちらの方もいつか紹介したいものです。


何と言われたって、私はチルタリスを使うよ!