間宮兄弟を見た(二回目)



映画「間宮兄弟」を見ました。
この映画を見るのは人生二度目。



映画の公開が2006年なので、約10年ぶりくらいに見たことになります。
自分の感性も10年も経つと昔と違っていて、色々と発見とか思うところとかがあったので記事にまとめてみようかと。
つーか、2006年が約10年前だっていうことも書いていて驚き。


あらすじとしては、主人公の間宮兄弟が、二人で一緒のマンションで暮らしながら、女っ気のない生活をしたり、なのにカレーパーティーに女の子を呼んだり、でもその女の子には付き合っている相手がいたり、親孝行したり、職場の厄介事に巻き込まれたり、ぼったくられたりしながら、日々の生活を仲良く兄弟で過ごしていく……という映画。


間宮兄弟の異常なまでの仲の良さが(兄弟で一緒に暮らすとか、兄弟で一緒に休日を過ごすとか)いつ見ても印象に残りますね。
でも異常に仲の良い生活の様子が、フィクションとして面白おかしく描写されているのが見どころの一つ。
一緒にスコアボードつけながら野球を見たり、映画を見たり、女の子とゲーム(卑猥は一切ない)をしたり、反省会をしたり、「いやいやありえないから!?」とツッコミをいれたくなるような光景も、テンポ良く続けられていくと段々と慣れてきてコメディとして受け入れられるようになっていきます。


昔は、間宮兄弟をコメディ映画として見ていたので、全体の印象として「よく分からない映画だった……」というのが当時の感想。
よく分からないとか、つまらないとか、とにかくそういう感想。


でも今なら兄弟の仲の良い日常、コメディ、恋愛の三つくらいのジャンルにまたがった映画なのだと受け取ることができて、兄弟の日常の中で起こる楽しいこと、悲しいこと、趣味、恋愛、友情etcetc……もろもろを楽しむ映画なのだと思うようになりました。


考えてみると、日常ってなんなんでしょうね? 「日常モノ」ってなんなんでしょうね?


きっと、ただただ何もなく過ぎていくのが日常ではなくて、その中に楽しいことがあったり、悲しいことがあったり、いつもやっているようなことがあったり、いつもはないようなことがあったり、そんな色々な中身がありすぎて一口にはまとめられない漠然としたものがフィクションの「日常」なのかもしれません。
クセの強い間宮兄弟が主人公だからこそ、その日常も映画として一つの物語になるのでしょうね。


女の子が出てくるだけの日常モノは必要ないんだよ!!!(暴言)
いや好きですけどね。


年末年始恒例の映画番組を大量に録画したおいたので、録画したおいた分をちょっとずつ消化していっています。
また映画関連の感想みたいな記事を書くかも。