合間合間に読書がはかどる人

更新が停滞しているのはこれも「艦これ」ってやつのせいなんだ。


今回は前に書いた購入メモの中からいくつか簡単な感想を書いていくよ。
(裏話をするとそれぞれの感想を書いた時期がずれずれなので、着眼点は作品ごとに異なっています。)


毎度毎度のことだけど、まともに書けている気がしない。
この○○!
最初の方はまとも、後の方はぐだぐだ。
興味のある方は下の「続きを読む」からどうぞ。




サイトウケンジ椎名町先輩の安全日」(MF文庫J
ネタ枠はネタ枠でしかなかった。


ライトノベルの「暗黙の了解」的なものを設定の面から納得させようという気概は感じるものの、それが作品を面白くする要素になっているかというと微妙。
島流し」レベルではない、でも劇的に面白くもない。
全部の項目で10点満点中の4点がつく平均 of the 平均。


あらすじに「大スケール学園異能バトル」モノってあるが、中身的には「小スケール学園異能推理」モノ。
これはあらすじ書いた人が余程の無能か、それとも業界のアレか。
ライトノベルの賞だと受賞する作品にジャンルの縛りがあるという噂を聞いたことがある)



籘真千歳スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの」(ハヤカワ文庫)
個人的定番。


スワロウテイルシリーズの根幹にある「人間と人間以外の知性体(人工妖精)の遭遇」というテーマを掘り下げていて、個人的には満足。
ただ「本当に終了?」と疑問を感じた部分もあるので、まだ続刊があるなら期待したいところ。
twitter見ていると籐真先生は何か執筆しているようですが……?


前3作の流れを汲んでの最終章なので、いきなりここから読むと理解に苦しむところがあるかも。
ぜひぜひ前3作を読んでくださいまし。
ただ前作までの出来事を今作で登場した思考加速器で「実はあったんだよ!」と説明するのはいかがなものかと。



ロバート・A・ハインライン夏への扉」(ハヤカワ文庫)
名作は名作であるだけの理由があるんだな。


SF的タイムトラベルと古典的ラブロマンス。
時を経ても自分のことを好きでいてくれる女の子っていいですよね。
私はロリコンではありません……よ?


子供的な純真な主人公が、大人的な策略や裏切りに合いつつ持ち前の技術で解決していく、この快刀乱麻ぶりよ。
他の人のレビューで「微温な作品」と紹介されていたんだけど、個人的にはこのくらいの温度の方がいいです。
ぬくぬくくらいがちょうどいい。


夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)