感想「Do you love me?」

どうしてすぐ「スーパーアレンジCD」売り切れてしまうの?
近所での元々の入荷数が少ないの?



ネット通販が未だに信用できないので、「Amazon」を使う気にもなれない……。
そんな「プリミティブ」なチトセアメです。
Amazonだとポイント付かないのもな、という貧乏症もありますが。




Gファンタジー++

Gファンタジー++


一段落ついて、今頃「Gファンタジー++」に掲載されている米澤穂信原作の「Do you love me?」を読みました。
チトセアメは原作となる短編が掲載された雑誌を持っていないので、ストーリーから初見です。
古本屋で原作が掲載された雑誌を見つけられないものか……。
米澤穂信の短編集を出していただけると、それが一番早いのですが。


ネタバレになるといけないので多くは語りませんが……明るく描かれてはいますが、救われない話です。


先日「米澤先生の作品で、後味が悪い終わりを迎えるのは意外」と友人が言っていたのを機に考えてみたのですが、米澤先生の作品はどれもどこか現実的で、とても残酷な部分を含んでいると思います。
その「残酷さ」というのは虐殺や猟奇殺人のような血生臭いものではなくて、10代後半(「do you love me?」ではもう少し年をとった年齢の人物ですが )の子供が持つ「純粋さ」から来る「残酷さ」というか。
興味を持ってしまったばかりに、今まで見逃していた、または見て見ぬフリをしていた真実に気付いてしまうというか。


今までの作品でそんな「残酷さ」を持ったものというと、最初に思いつくのが「ボトルネック」なのですが、よくよく考えると「古典部シリーズ」のヒロインである「千反田える」もその「純粋さ」故の「残酷さ」をかなり含んだ人物ですね。
そう考えると、無邪気というのも怖いな……。